2025/1/15「What’s going on under the snow?」
うどんやそうめん等に用いられる「きたほなみ」
秋にタネを蒔く品種で北海道で最も多く栽培されている小麦です。
冬の間は雪の下での数ヶ月間を過ごしているので
今回はその姿を子供達と一緒に観察に行こうと思います。

遊びに来ている子どもたちもバナナボートで一緒に行きます。
これも大切な食育です。
今年は100センチくらい雪があったので
掘るのはなかなか大変でした…。

緑色が見えてきました。
冬の寒さや病気に負けて枯れてしまうこともあるので確認です。
越冬する品種は寒さを経験しないと実をつけないので
春に種を蒔くとただの緑色の草にしかなりません。
冬の農作業は他にもあって、トラクターで雪を除けたり、踏み潰したりして
断熱効果を無くし、寒さを畑により伝えることで
じゃがいも畑で収穫しきれなかった芋を凍らせるというものがあります。
じゃがいもの種はじゃがいもなんですが
来年は違う作物を栽培するために凍らせて腐らせることで、芽が出ないようにするのです。

こんなタイヤが沢山くっついたローラーで雪を潰していきます。

雪にも断熱効果がありますので
畑が凍る(凍れるねぇ!ってやつです)
前に雪がたくさん降り積もるとジャガイモが腐らないこともあります。
そうすると翌年の作物にとっては雑草となってしまうため、全力でやっつけるのです。
2025/3/15

さあ、白いキャンパスを黒く染める季節です。
融雪材という雪を黒く染めるカルシウム肥料を散布して
新年度の小麦畑をスタートさせますよ~!
この一年、「麦むぎ日記」暖かくを見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今年も麦は新たな種をつなぎ、これからも未来へと続いていきます。
またいつか、新しい麦の物語でお会いしましょうね!